日本語のチカラ
2017年 01月 16日
朝倉山家道校を開校して以来、
子どもたちに国語を教えていて感じるのは
「日本語をあまり知らない」
ということです
ここでいう日本語とは
慣用句やことわざ、故事成語などのことですが
その原因のひとつに
・その言葉を使う人が減っている
ということが考えられると思います
平家の繁栄と衰退を語った鎌倉時代の作品『平家物語』では
当時としては新しい言葉が多く使われ、
それが庶民に受け、広く使われるようになりました
(「矢継ぎばや」なんかもこのときに誕生!)
平家物語を語り聞かせていたという琵琶法師が
人々にとってスター的存在だったというのもあるかもしれませんね
ある言葉が流行、広く使われるには
・人々にとってその言葉が魅力的・便利であること
・その言葉を使う人自身が魅力的(または著名)であること
こういった要因が絡んでくるんじゃないかと思います
これらを満たしたときに
今でいう「流行語」が生まれるのでしょう
逆に言えば、
現代のマスメディアで慣用句やことわざを使用する機会が減ったり
そういった日本語を使う著名人そのものの数が減っていたりすることで
人々が目にする・耳にすることが無くなってきている
そんなふうに考えられると思います
調べたりしたわけではなく、あくまで私の主観的な考えですが…
まぁ、つらつらと私の頭の中を文章にしたところですが
我々日本人はこういった表現を
色褪せないようにするべきだということを
言いたいわけです
モチロン、入試に出るからという意味でも
日本語のチカラを豊かにするという意味でも
今後、私の入る授業では
「日本語のチカラを豊かにする」ためにできることを
たくさん伝授していきたいと思います
以上、ザ・文系人間の丸田が更新いたしました
日本語検定、受けたいなぁ…