こんにちは!

実は
英語オタクな丸田です

今日は高校生向けの少し難しい英語のお話を少し。
先日、山家道校で高校生たちに英語を教えているときの出来事…
「富士山は日本で1番高い山だ」という意味の英語を3パターン書く、という問題を出しました。
正解は
①Mt. Fuji is the highest mountain in Japan.
(富士山は日本で1番高い山だ)
②Mt. Fuji is higher than any other mountain in Japan.
(富士山は日本の他のどの山よりも高い)
③No other mountain in Japan is higher than Mt. Fuji.
(日本の他のどの山も富士山よりは高くない)
他には、No other mountain in Japan is so high as Mt. Fuji.
(日本の他のどの山も富士山ほど高くない)
なんていう答え方もありますね

〔ちなみに下線部は表現のポイント!高校生は覚えておこう

〕
「なんでこんなにたくさん言い方があると~…1コだけでいいじゃないですか!」
と、若干不満気味の高校生…(笑)
そこは「受験に出るし、日本語も同じように何通りも言い方あるでしょ」と諫めつつも
「ところで、富士山ってどれくらい高いか知っとる?」と聞くと
「8000…?いや5000?」
と衝撃の答えが

笑
日本の最高峰(3776m)は知っておきましょう

今度映画として上映される《サクラダリセット》の主役の俳優を聞かれて
「そんなの知らんよ~」言うと
「え!?知らないんですか!?野村周平くん!常識ですよ!!」と、逆に怒られました

(笑)
さて、上でもお話しましたが
日本語と同じように、英語にももちろん、1つの内容を表すのにいろんな言い方があります

たとえば、「この通りを行けば、駅に着きますよ」を英語にすると
多くの高校生が If you go down this street, you will get to the station.
(You will get to the station if you go down this street.)と書くでしょう。
でも実は、これは非常に日本人らしい発想からくる英語で
ネイティブスピーカーはあまりこう言わないんです!
ここでの「日本人らしい発想」というのは
〔あなたはこの通りを行く〕と〔あなたは駅に到着する〕
という2つの内容を、接続詞でくっつけて英文をつくるというものです
つまり、〔主語+動詞~〕、〔主語+動詞~〕のような形の文ですね

では、ネイティブスピーカーはどうなのかというと
This street will take you to the station.
(この通りはあなたを駅まで連れていきます)
というように、〔主語+動詞~〕の1つで文を完結してしまう言い方、これがほとんどだそうです
この例文でいえば、「this street」という名詞を中心に文を作るという考え方ですね!
我々日本人と英語圏の人々との間での考え方の違いが
高校生たちを悩ませる要因の1つになっているのでしょう

他にも、日本人と彼らの違いといえば
「ハイテキストとローテキスト」なんてものがあります
これについては昔、ブログでも書いたと思いますが
つまり、
「言わんでもわかる」=ハイテキスト
「言わんとわからん」=ローテキスト
ってことです

「先生、暑いです」と生徒から言われたとすると
日本人の先生なら、「じゃあ窓を開けようか」となることが多いですね

これが英語圏の場合、「I'm hot」と言っても「そうですか」で終わることが多いそう

だから、「Will you open the window,please?(窓を開けてくれませんか)」
まで言わないといけないんですね…
このように、同じ人間といっても国によって思想や考え方が違うので
他国の人と交流をするときに、うまく噛み合わない場合がでてくるかもしれません

じゃあ、他国のことを知るためにはどうしたらいいかというと
やはり「言葉を勉強すること」、これが1番だと思います
言葉には、その国を表すエッセンスがたっぷりつまっていますから

学生のみなさん!
英語の勉強はものすご~く大切なんですよ~!
もちろん、自国のことを知るという意味でも国語も大切です!
と!いうことで!!!
自分の言葉のチカラを試す検定のしめきりが迫っています!!
漢検→5/2(火)
英検→5/10(水)
がしめきりです!!
受ける予定のある人は急げ~!!
以上、英語科卒業の丸田が更新しました~
